人種偏見?UCLA生徒にテーザー銃を撃った大学警察
先週のこと。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の生徒であるイラン系アメリカ人のモスタファ君が、同大学の図書館にいた所、カリフォルニア大学警察に身分証明証を見せろと命令された。身分証明証を見つけられなかったモスタファ君は、図書館から去るように警察から命令された。モスタファ君が断ると、警察は彼に手錠をかけ、テーザー銃で何度も何度も傷付けた。
ちょうどその時図書館に居合わせた生徒が撮ったビデオはこちら。
このビデオの中で本人は、「(警察の)権限濫用だ!」「これが愛国者法なんだな!」と叫んでいる。全く、もしこれがイラン系アメリカ人ではなく、白人アメリカ人の生徒だったら、警察は、「身分証明証を見せろ」と要求したりするであろうか?また、身分証明証を出せなかっただけで、「図書館を出ろ」と命令したりするであろうか?そして、すぐに立ち去らないからといってテーザー銃を撃ったりするだろうか?テーザー銃は、過去に死亡者を何人も出すほど危険な武器であり、警察は普通、抵抗する現行犯に対して使うものだ。
弁護士よると、モスタファ君は、公民権を侵害されたとして大学警察を訴えるつもりだそうだ。
ただ、ほっとさせられるのが、ビデオから分かるように正義感の強い生徒達がいたということである。熱く警官に抗議する生徒もいれば、「あなたの警察章番号を教えてください。」と冷静に警官に挑戦している生徒もいる。また、翌日には、この警察の行動に抗議する生徒達の集会も開かれた。
スピーカーの生徒は、大学施設は学費を払っている生徒のものであり、大学事務局は生徒の権利を尊重した学校方針を採択しなくてはならない。それなのになぜ大学警察が過度の権限を持ってキャンパスで横暴に振舞う、という事態が起こっているのか?というような主旨のことを述べている。集会に集まった生徒達は、大学警察の行いに対する外部による調査、テーザー銃を使った警官の停職処分などを求めた。
Comments
ご近所さんにしてもらってうれしいです。ありがとう。
ところで、これって、人種差別ですよね。根深いすよね。黒人を奴隷として連れてきた白人の罪が今も生きているのではないでしょうか。米国の白人社会は、其の過去の歴史について黒人に謝罪したと云う話は聞きませんね。それしても、テーザー銃というのも怖いすっね。ああ、やだなあ。
テーザー銃、怖いですね!カリフォルニア大学は州内に10校以上あるんですが、大学警察にテーザー銃を持たせているのは、ロサンゼルス校やサンディエゴ校などの南カリフォルニアのキャンパスのみらしいです。(サンタ・バーバラ校、バークレー校、サンフランシスコ校など中部・北部のキャンパスでは、持たされていないらしい。) 持たされていても、犯罪者を捕まえるときに、激しく抵抗されて、警官が身の危険を感じた時のみ使用、と決められているらしいので、図書館にいた生徒に対して使ったとなれば、全く警察の権限濫用ですよね。