NY州裁判所:同性結婚を禁ずる州法は州憲法違反
アメリカではどの州も「結婚は男女間のみに存在する」という趣旨の婚姻法を持つ。 ニューヨーク州も例外ではない。 ところがこのほど、このような婚姻法は、州民全てに正当な法の手続きを保障する州憲法の条項に違反する為、無効にすべきであると、同州マンハッタンの地裁が判決を下したのだ。
「連邦最高裁が、異人種間の結婚を禁じた州法は国の憲法違反である、と断言したのはつい40年ほど前。 同様に、今我々は同性間の結婚を禁じる州法は憲法違反である、と断言しなければならない。」 コーハン裁判官は述べた。
マ サチューセッツ州では既に、結婚は男女間のみに存在すると定めた婚姻法は、州憲法違反として州最高裁より無効にされている。 カリフォルニア州でも、ゲイ 人口の多いサンフランシスコの市長が同様の婚姻法を無効にしてもらうべく訴訟を起こしている。 マサチューセッツに続き、ニューヨーク、カリフォルニア両 州において同性間の結婚が合法化されるかもしれない。
ところが一方で、キリスト教右派系が圧倒的有利を誇る南部の各州では、同性結婚を禁 じる州法が州憲法に違反するという判決を防ぐ為に、同性結婚禁止条項を改めて州憲法に加えようとする動きが出てきている。 しかもそういったキリスト教右 派に支えられて再選したブッシュ大統領も、同性結婚禁止の改正条項を国の憲法に組み入れたい、と公言している。 同性結婚合法化に向けては、二、三の州に おける前進とは対照的に、アメリカ全体ではバックペダルを踏んでいる状態だ。