「SICKO」もうすぐ上映
マイケル・ムーア氏の新しいドキュメンタリー映画、「SICKO」がもうすぐ封切りされる。アメリカでは、自分の健康も高額な値を払って買わなければならない。裕福ではない限り、満足な治療は受けられない。それもこれも、強欲な医療保険業界と業界からロビーを受けた政治家達のせいである。「SICKO」は、そんなアメリカの医療事情の実態を詳しくリポートしている。
トレイラーでは、事故に遭い救急車で運ばれたことのある女性が、当時の自分の保険会社に関する体験を語っている。彼女は、後に保険会社から救急車代の支払いを拒否する手紙をもらったのだが、支払い拒否の理由は、「あなたは、当社から承認を受けずに救急車に乗った。」というものだった。彼女曰く、「いつ保険会社に連絡して救急車使用の承認をもらえばよかったというのかしら?車の中で意識を取り戻した時?」
民主党の大統領予備選候補者達はそれぞれ、アメリカ人全てが医療保険を持てるようにする為のプランなるものを発表している。これらのプランのほとんどが「国民に医療保険会社の保険を購入させるためのプラン」であり、カリフォルニア州のシュワルツェネガー知事が提案したものと良く似ている。これらのプランでは、平行して保険会社による理不尽な支払い拒否や無謀な保険料値上げを制限しない限り、醜悪な医療事情はあまり変わらないと予想される。デニス・クシニチ連邦下院議員のみが、(他の全ての先進国がやっているように)政府による国民医療保険システムを開設すべきであると主張している。(しかしこれは保険業界の力が強すぎるアメリカでは絶対無理だろう。)
Comments
アメリカは恐ろしい所ですね。おちおち、病気もできない国なんですね。
フリークリニック(貧しい方々に無料で治療をしてさし上げるクリニック)で働くお医者さんや、個人で、または「国境なき医師団」のようなボランティア組織と共に、世界中で貧困に窮した人々や難民を救う活動をしているアメリカ人のお医者さんたちは大勢います。
私の知っている外科医さんも、よくメキシコに行って、メキシコ原住民の方々が現地では受けられない外科手術を無料で行っています。
でも大きな病院は、利潤主義に走りすぎている傾向がありますね。といいますか、アメリカ自体にそのような傾向があります。