南カリフォルニアの火事と右翼達
大災害が起こる度に、右派・保守派の人々のコメントに驚かされる。
2005年に東南アジアで地震・津波の大災害が起こった時、「東南アジア人はキリスト教徒でないから、神が罰したのだ。」という発言が聞かれた。
続いてルイジアナ州のニューオーリンズ及びその周囲をハリケーン・カトリーナが襲った時は、とある共和党連邦議員が次のように言った。「これは神の思し召しだ。あのいまいましい公共住宅(低所得層の住民の為の住宅)を一掃してくれた。」
そして今回の南カリフォルニアの火事。「ゲイに寛容でリベラルで反アメリカ主義のカリフォルニア人を、神が罰した。」などという発言が聞かれる。
こういった発言は、幼稚で、非科学的で、しかも災害に遭い苦しんでいる人々を思いやる気持ちの欠片もないことを示しており、気分が悪くなる。
おかしいのは、発言者達はカリフォルニアのことをちっとも分かってはいない、ということだ。確かに、被災地の一つ、ロサンゼルス郊外のマリブは、リベラルな地域である。
しかし、もう一つの被災地、サンディエゴ郡は、カリフォルニアでは右派・保守派地帯として名を馳せているのだ。だからこそ、サンディエゴ郡には郡消防署がないのだ!右派・保守派は公共の福祉に税金を使いたくないからだ。サンディエゴ郡は、カリフォルニアの数ある郡の中で、消防署を持たないただ一つの郡なのだ。乾燥した気候のせいで、火事の危険性が高いというのに、だ。サンディエゴ市は消防署を持っているが、当然サンディエゴ市の消防署だけでは人材不足で、郡中に広がっている火事に対処できなかったので、北カリフォルニアに応援を頼み、消防士を派遣してもらわなければならなかったのだ。もし郡消防署があり、早い内に出動していれば、もしかしたら状況は違っていたかもしれない。
無知な右翼達、「リベラルな」カリフォルニアを中傷する機会を待ち受けていたのだろうが、事実をよく確認してから口を開いた方が良い。