サンディエゴ市の共和党市長、ジェリー・サンダース氏が、同性結婚の合法化を支持する決意を発表した!
共和党市長がこのようなことをするとはあまりに意外なので、全国ニュースになった。どうも、市長の娘さんがレズビアンで、彼女と話し合った結果、市長はこの結論に至ったのだそうだ。記者会見でこの決意を発表した時、市長は泣いていた。今まで共和党政治家として反ゲイ・レズビアンの立場をとってきた市長が、娘さんによってやっと目を開かれた、ということだろう。
実は、サンフランシスコ市が同性結婚の合法化を求めてカリフォルニア州を訴えた訴訟が、近日中に州最高裁判所に到達することになっている。州最高裁の審理に向けて、ロサンゼルス市を始めとする数多くの市が、サンフランシスコ市を支持する、つまり同性結婚合法化を支持する意見書を州最高裁に提出した。
ゲイ・レズビアンの人口が多いサンディエゴ市においても、同性結婚合法化支持の意見書を州最高裁に提出する決議案を、市議会が可決した。
サンダース市長は、拒否権を行使してこの決議を阻止すると主張した。しかし翌日になって、市長は意見を180度変え、この決議を支持すると発表したわけだ。
市内の共和党有権者達は結構頭に来ているようだが、沢山の市民がサンダース市長を賞賛している。
SD Mayor Supports Suit for Gay Marriage, Los Angeles Times, September 20, 2007
面白いニュースを目にした。
テネシー州のノックスビルという街で、白人至上主義団体KKK/ネオ・ナチが、路上集会を開いた時のこと。白い三角帽子を被った彼らを仲間だと思ったのか、どこからともなくピエロの団体が登場した。(笑)
KKK/ネオ・ナチの集会といえば、参加者達が右腕を上げて「ホワイト・パワー! (White Power! - 白人パワー!)」と3-4唱するのがお決まりとなっている。この集会でも、それが始まった。ピエロの団体も参加しようと必至だ。
KKK: 「ホワイト・パワー! (White Power!)」
ピエロ団体: 「ホワイト・フラワー?(White Flour? - 白小麦粉?)」 輪になって走りながら小麦粉を撒き散らし始める。
KKK: 「ホワイト・パワー!(White Power!)」
ピエロ団体: 「ホワイト・フラワー?(White Flower? - 白い花?)」 輪になって走りながら、白い花を撒き散らし始める。
KKK: 「ホワイト・パワー!」
ピエロ団体: 「ワイフ・パワー?(Wife Power? - 妻の力?)」 女性のピエロ達が、男性ピエロをそれぞれ抱きかかえ、「ワイフ・パワー!ワイフ・パワー!ワイフ・パワー!」と叫び始める。
これが、ピエロたちの写真。
KKK/ネオ・ナチは、怒りまくって退場したそうである。
トニー・ブレア前英首相は、自国民に愛想をつかされ、自党(労働党)から批判されつつも、軍事政策面でブッシュ大統領と最後まで足並みを揃えていた。そんなブレア氏と打って変わり、就任して間もないゴードン・ブラウン首相下のイギリスは、アメリカとは(というより、ブッシュ政権とは)別々の道を着実に歩んでいこうとしている。
この前兆は、先にブラウン首相がブッシュ大統領を訪問した時に既に現れていた。ブッシュ大統領は、合同記者会見中に「ゴードン」とファースト・ネームでブラウン首相を呼ぶなど、ブラウン首相とは、ブレア前首相同様個人的に親しい関係にあるのだ、とアメリカのメディアと国民に印象付けようとしているのが見え見えだった。ところがブラウン首相の方は、ブッシュ大統領を「プレジデント・ブッシュ」とさえも呼ばず、「ミスター・プレジデント」という堅苦しい呼称を使い続け、ブッシュ大統領とは距離を置きたがっていることが明白だった。
ロンドンのヒースロー空港に燃えている車が突っ込んできたテロ事件らしき事件が起こったときも、アメリカの政府やメディアは、同事件を大々的に報じ、アメリカ、そして西洋は「テロに対する戦争」をこれからも続けていかなければならないのだ、とテロに対する戦争の宣伝に使っていた。ところがイギリスでは、ブラウン首相は、「これは法執行機関(警察)が処理することだ。」と述べ、戦争に結び付けるような言動をとらなかった。このブラウン首相の態度は、あらゆる事柄を利用して軍事活動や戦争を英国民に売り付けようとしていたブレア首相とは全く対照的で、英国民に歓迎された。
そしてついにブラウン首相は、イラクからの英軍撤退を開始した。英軍は、拠点としていたバスラにて指令部を置いていたバスラ宮殿をイラク陸軍に明け渡した。
英軍撤退開始につき、ブッシュ政権は相当頭に来ているらしい。ブッシュ政権は、ブラウン首相に、英軍をイラクにもうしばらくの間残らせるようにと説得していたからである。対イラク戦争は大失敗だったと米国民の大半が思っている今、イギリスのサポートがあることを米国民に見せるのは、ブッシュ政権にとって大事なことであったのだ。
だが、ブッシュ政権の思惑がどうであれ、このままこの不人気な米大統領の不人気な戦争に加担することは、イギリスにとって何の利得にもならないし、撤退を望む英国民の声も日増しに高まっており、自党も野党も撤退を促している。更に、イラクで指揮をとったことのある元英軍元帥までもが、「アメリカの戦争方針は知能破産している。」「軍事力のみによってテロ撲滅を図ろうとするアメリカの方針は不適切だ。」というようにアメリカの軍事政策を厳しく批判している中、英軍撤退は自然なことであった。
しかし、ブラウン首相がイラクからの撤退を先延ばしにするわけにはいかなかった理由は、実はそれだけではない。
いくつかの報道によれば、ブッシュ政権は、イランを攻撃しようと目下作戦を練っているところである。イランの核開発というのが表向きの攻撃理由だが、実際は、イラク内におけるイランの影響を止める為であるらしい。米政府がイラン国軍に「テロリスト集団」とレッテルを貼ったのは、攻撃を正当化する為である。
このイラン攻撃に、ブラウン首相下のイギリスは全く関わりたくない。しかし、もしアメリカがイランを攻撃すれば、イランがイラクにいる米軍とその同盟国軍を攻撃することは間違いない。ブラウン首相は、イラクからの撤退をもたもたしているうちに、米軍がイラン攻撃を開始し、その結果イラクにいる英軍がイランから攻撃を受けるのではないかと懸念したのである。
イラクにおけるアメリカとイギリスの軍事同盟は、じきに終焉を迎えそうである。
British Begin Pulling out of Iraq, and Team Bush Grumbles, Edward Gomez, World Views, San Francisco Chronicle, September 3, 2007
The "Special Relationship" on the Rocks, Scott Harton, No Comment, Harper's, September 2, 2007
UK General Attacks US Iraq Policy, BBC News, September 1, 2007
Slam Dunk: The Bush Administration is Trying to Provoke Iran, Robert Naiman, The Huffington Post, August 30, 2007
Brown Meets Bush, and Blair-Era British Lapdog is Gone, Edward Gomez, World Views, San Francisco Chronicle, July 31, 2007