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オバマ次期大統領の選挙キャンペーンからのメールは、相変わらず届く。
いつもは無視しているが、今日届いたメールをたまたま開けてみると、「ヒラリー・クリントン次期国務長官が、選挙キャンペーン中に生じた負債を返済できるように、献金をお願いします。」というメッセージ。
そう、私の推論は当たっていたのだ。
怒りが立ち込める。
クリントン家は、大金持ちなのだ。ビル・クリントン元大統領は、大統領任期を終えてから現在まで、世界中の政府や大手企業からロビー活動やスピーチを依頼される度に、何千万ドルから何億ドルという報酬を受けているのだ。
でもヒラリーは、自分の選挙キャンペーンが作った負債の返済に、自分の金を使いたくないから、一般市民の私たちが返すべきだ、と、オバマ選挙キャンペーンが言ってるのだ。
いい加減にしろ。
民主党の大統領予備選中、なんとしてもヒラリー・クリントン連邦上院議員を敗北させねばならぬ、と思った私は、バラク・オバマ氏の選挙キャンペーンに献金した。キャンペーン・Tシャツも買った。バンパー・スティッカーも買った。
当然のことながら、私はオバマ・キャンペーンのメール・リストにのっかってしまい、キャンペーンからメールがよく届くようになった。メールの主な内容は、オバマ氏のメッセージ、オバマ氏のメディア出演のスケジュール、そしてもちろん、献金のお願い。
クリントン議員が敗北してからは、彼女のキャンペーンを支えていた大口献金者たちが、オバマ氏のキャンペーンにお金をどんどん与えるようになったので、もはや私がお金をあげる筋合いはないと思い、オバマ・キャンペーンからのメールを無視するようになった。
さて、オバマ氏が大統領に選ばれてからも、相変わらずキャンペーンからメールが来る。先日、一体何なんだろう?と思って読んでみると、オバマのロゴ入りのスェット・シャツいかが? とか、オバマのロゴ入りのマグ・カップいかが? などという内容。オバマ氏が国務長官に選んだクリントン議員が、選挙キャンペーン中に作った負債をまだ返せていない、ということで、たぶんこのシャツやカップの売上金は彼女に渡されるのだろう、と思い(実際にそうかは分からないが、それ以外にオバマ氏がお金を求める必要性が分からない)、嫌気が差した。
そして今日、またキャンペーンからメールが届いた。キャンペーン・マネージャーをしていたデイビッド・プラフ氏からの個人メッセージ。この週末、友人や同僚やご近所さんを招待して、オバマ氏のためにパーティーを開け、と言う。選挙における功績を振り返り、どのような国にしたいか話し合ってみたりしよう!!などとのたまっている。
このメールを見てげっそりしているのは私だけか?と思ったが、みんなそう思っているようだ。
「カリフォルニア州法案8」が通ってしまった。結婚する権利を、特定の州民からとり上げるよう、州憲法を改正するなんて、信じられないことだ。
モルモン教徒やキリスト教保守派は、カリフォルニアでは少数派。ではなぜ、「州法案8」は過半数を超える票を集めたのか?
APによると、65歳以上の州有権者は、圧倒的に「州法案8」に賛成票を投じたという。
また、オバマ議員を支持するために、アフリカ系アメリカ人のコミュニティは、過去に無いほどの参加率で投票した。これらのアフリカ系アメリカ人は、圧倒的に「州法案8」に賛成票を投じたそうだ。
「州法案8」は、伝統主義がまだ根強い1世代目・2世代目のアジア系アメリカ人からも、支持を集めた。ラジオのインタビューで、2世代目の中国系アメリカ人の女性が、「私達アジア人にとって、結婚とは、男女間の結び付き。私達は、この結婚の伝統を守らなければなりません。」と言っているのを聞いた。
カリフォルニアは、公平な社会にするために、いつも前進し続けている州である。他州と比べてカリフォルニアに移民が多いのも、カリフォルニアのその寛容で公平で先進主義なポリシーのお陰だ。(アラバマ州なんかに少しの間住んでみたら、その違いがよく分かるだろう。) ところが、カリフォルニアがカリフォルニアらしく、前進し続けようとしている時に、その先進主義の恩恵を受けている移民が、「自分達の伝統を守りたい」という理由を掲げて、その前進を阻止しようとするとは、なんとも皮肉なものだ、と思わざるをえない。
選挙人を270人獲得した候補者が、大統領になれる。
現時点での選挙結果を見てみると、オバマ議員の選挙人獲得数は207。
西海岸の3州、カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州は、まだ投票が終わっていないが、この3州は、天地がひっくり返っても、マッケイン議員に転ぶことはない。圧倒的民主党派の州なのだ。
つまり、この3州からの選挙人、
-カリフォルニア州、55
-オレゴン州、7
-ワシントン州、11
合計73は、オバマ議員が獲得することは確実。これで270を越える。
ということで、祝オバマ勝利!!
後は、オバマ議員が他のどの州を落として、どれだけマッケイン議員との差を広げられるか、に注目するのみだ。
各州から大統領選挙結果の情報が入る度に、下に現れるはずです。アメリカ時間の11月4日夕方頃からチェックし始めてみてください。
投票プロセスを妨げる問題の数々は、アメリカの選挙には付き物だ。
全国で起こっている投票所での問題(投票機の故障、長すぎる待ち時間、係員の間違った案内、言語障害)、そして投票所の外での問題(特定の投票者グループに対する妨害、脅し、嫌がらせ)に関する情報は、このOur Vote Liveでチェックすることができる。このサイトのブログで、詳しい情報を得ることができる。
また、Video the Voteでは、全国のインディペンデント・ジャーナリストやフィルム・メイカーが、一般市民と協力して、各投票所の問題をビデオ・カメラに収めている。
グーグル(Google) が、「カリフォルニア州法案8」に反対する集会を開き、サンフランシスコのギャビン・ニューサム市長をゲスト・スピーカーとして招いた。ニューサム市長率いるサンフランシスコは、結婚を男女間に限らせている州婚姻法を無効にすべく、訴訟を起こし、今年見事に勝訴を勝ち取った原告である。(そして、この判決に怒ったキリスト教保守派とモルモン教が、「州法案8」を提案したわけだ。)
バラク・オバマ議員のお祖母様、マデリーン・ダンハムさんが、選挙前日の今日、亡くなった。彼女は、オバマ議員の母方の祖母で、事実上オバマ議員を育て上げた人。
このページの中ごろに、故マデリーンさんと、旦那様の故スタンリーさん(オバマ議員の祖父)の写真のスライド・ショーがある。
オバマ議員が大統領になるのを、オバマ議員のご両親も、お祖母様もお祖父様も、見届けることができなかった。悲しいことだ。
昨日ドライブ中、「カリフォルニア州法案8」の支持者集会が開かれているのを目撃した。走っている車の中から撮ったので、はっきり写ってなくて申し訳ないが、並んで写っている人々は、「Yes on Prop 8 (法案8に賛成投票しよう)」と書かれたサインを掲げている。
そして今日知ったのだが、なんと、この集会には、サシャ・バロン・コーへンがいた!!
イギリスとアメリカにお住まいの方にはおなじみだが、コーへンはイギリス人のコメディアンで、テレビ番組「Da Ali G Show」のスター。この番組内で、コーへンが演じるキャラクターが3人いる。そのうちの1人は、ラップ・スターになりたいイギリス人の「アリ・G」、2人目は、カザフキスタンのTVリポーター「ボラット」。そして3人目が、オーストリアのファッション・リポーターで、ゲイの「ブルーノ」。
昨日の「州法案8支持者集会」には、コーへン扮するこのゲイのブルーノが、潜入していたらしいのだ。 ブルーノを主演とした映画のシーンを撮影するために、この集会にもぐりこんだらしい。しかし、周りの人にコーへンであると気付かれ、早々に立ち去らねばならなかったという。果たしてここでのシーンは、映画に使われるであろうか?
とにもかくにも、ブルーノの映画は楽しみだ。その前に、「州法案8」を打倒せねばならない。